2007年03月08日

[Windows Vista] 皆の味方ReadyBoost

Windows Vista の新機能として ReadyBoost と呼ばれるものがあります。

実はコレ、ハードウェア初心者の人と、ノートPCの救世主と言うべき機能なのです( ゜∇゜)


■ そもそも


Windows Vista は、以前のWindowsに比べて、要求される必要メモリの多さがハンパではありません。必要最低限で1GByteは積んでいないとキツイでしょう(;゜∇゜)

ですが、搭載できるメモリの容量が決まっていたり、スロット自体がなかったりして物理的に増設できない場合が多々あります。

また、メモリの増設をやったことがないという人や、増設する自信がないという人も多くいるでしょう。

そういったことを救ってくれるのが ReadyBoost なのです( ゜∇゜)



■ ReadyBoost とは


量販店でも簡単に手に入るUSBメモリやSDカード等をメモリの代わりに使用する機能のことです。

つまり、USBメモリを刺すだけでメモリ増設したのと似たような形になるのです( ゜∇゜)


※(2007/03/21追記)
物理メモリを増設したのと「全く同じ」になるということではありません。アプリケーションが起動される時等に起こるキャッシュ処理やSuperFetch機能等で、HDDよりも優先してキャッシュの格納先になってくれることによりレスポンスがアップします。




■ 設定はとても簡単


USBメモリ等を差すだけで「ReadyBoostをオンにするかどうか」を聞いてくるので、使用したい場合はオンにするだけです。

また、USBメモリ等の全容量のうち、○○MByteをメモリに割り当てて、残りを普通に記憶領域として使用するということも可能です。もちろん、全容量を割り当てることもできます( ゜∇゜)

メモリとして割り当てた容量は一つのファイルとして管理されるので、USBメモリの中がぐちゃぐちゃになるということもありません。ReadyBoost を解除すれば、そのファイルだけがきちんと消されるので安心です。



■ しかし


どのUSBメモリでも良いのかというとそうでもありません。アクセス速度が速くないと、HDDにキャッシュされた方が早いなんてことにもなりかねないのです(;゜∇゜)

現在では、ReadyBoost、もしくは Windows Vista 対応とうたわれた商品が多く発売されていますので、新規で購入する場合はそういった商品を選ぶようにしましょう。

また、基本的に ReadyBoost 対応のものは、通常使用でも高速にアクセスできますので一石二鳥ですよ( ゜∇゜)

ちなみに、限定版の Windows Vista Ultimate α に同梱されていたUSBメモリは I-ODATA製 TB-BH512/Kicon です。

迷った場合は、これを選べば安心だと思います。うちでも使用していますが特に問題なく使えていますよ( ゜∇゜)



■ ちなみに


ReadyBoost はある機能の布石でもあるのです。
それについては、また次回( ゜∇゜)ノシ
サンタさん posted by 直也(Snow Wind) at 01:37 | Comment(5) | TrackBack(0) | Windows Vista | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
幾らなんでも、
>量販店でも簡単に手に入るUSBメモリやS
>Dカード等をメモリの代わりに使用する
>機能のことです。

>つまり、USBメモリを刺すだけでメモリ
>増設したのと似たような形になるので
>す( ゜∇゜)
これは幾らなんでも酷く無いですか?
これが真なら、HDDもメモリだという事になります。
極一部のメディア以外はMicrosoft自身の説明すらこんな話は出てこないです。

生成されるファイル名からして、SuperFetchを補助するキャッシュとして動作するという辺りが妥当と思いますしその機能からして、「メモリと同じ」というのは過度の期待を生んでしまうように思います。
要は、HDDが極度に苦手にするランダムアクセスをランダムアクセス「は」早い場所にコピーし、可能であればそっちを使うというものなので、場合によってはパフォーマンスの低下もありうる(CPUキャッシュと違い局所性はそんなに高くなく、ヒット率が高いとは思えないため)と考えられます。
SuperFetchのキャッシュ計画の精度と、ヒット率次第で効果の程は変わるものと思いますし、そんなわけで、この機能もまた、長くお付き合いしないと、真の効果は出ないような気もします・・・が、その場合、オーバーヘッドも大きくなっていきそうな気もするのですが…。まして、安全よりに設計されており、ライトスルーでの動作ですし、再起動時のUSBメモリの中身は信用に値しないものと評価しているようにも見えます。

効果は理論上あるはずですが「メモリの増設相当の効果」といった記述は嘘に近いと思います。「遅くならないための工夫」ではありますが、救世主にもならない程度の差であると思います。
サンタさん Posted by にゃ at 2007年03月21日 11:22
コメントありがとうございます。
まずは、記事中にて誤解がでそうな部分があったことを謝罪いたします。

> USBメモリを刺すだけでメモリ増設したのと似たような形

本文中のこの部分ですが「メモリ増設=ReadyBoost」という意味で書いたつもりはありませんでした。

しかし、記事中に「代わりになる」と書いてしまっているので、読み手によっては「全く同じ」という意味でとらえてしまうのも事実だと思われます。これについてはこの場を持って訂正させて頂きます。

今回の記事では、キャッシュ速度は「高速USBメモリ>HDD」の順番であるのが一般的であるということが言いたかったのです。従って、メモリを自分で増設できない人や物理的に不可能なPCを使っている人にとっては、HDDにキャッシュされるよりは高速になるはずですので、指をくわえるだけだった状態を助ける救世主だと表現させて頂きました。

> SuperFetchのキャッシュ計画の精度と…

SuperFetchにより構築されるキャッシュ(物理メモリはもちろん、ReadyBoostとして利用されているUSBメモリも含む)は、再起動時に再構築されていると思われます。したがって、オーバーヘッドの発生も使用時間に限らずさほど変わりはないのではないでしょうか。USBメモリの中身の信用問題についても、その都度再構築されているのならば問題になりません(そもそも、取り外されることを前提とされているのがUSBメモリですので、保持している情報をそのまま使用したりはしないでしょう)。

個人的に、SuperFetchは、デフラグの考え方のように(それを更に進化させて)、使用頻度が高いと思われるファイルを優先的にキャッシュさせることで起動速度を増すという効果だと考えています。使用頻度の情報をどこに格納しているかは分かりませんが、それが物理メモリやUSBメモリ内でないことは確かだと思います。

> 効果は理論上あるはずですが「メモリの増設相当の効果」といった記述は嘘に近いと思います。

物理メモリの増設相当の効果は当然ありませんが、HDDに頻繁にキャッシュされる環境にとっては、かなりの効果があると思っています。

>「遅くならないための工夫」ではありますが、救世主にもならない程度の差であると思います。

「ReadyBoostはSuperFetchの機能を助長させるだけである」
…という考えであるならば、おそらくそのお答えになるかと思います。

個人的にはHDDキャッシュの代りをも受け持つという考えでおります。その裏付けとして、Vista上でSuperFetchだけをオフにし、キャッシュされるまで物理メモリを減らすとUSBメモリにアクセスされることを確認しております(これが、たまたま同じタイミングで、別の理由によりアクセスされているかもしれない、ということもゼロではありませんが…)。

長くなってしまいましたが、一個人としては正しい知識を身につけたいと思っています。それがブログを通して行うことができれば、私個人としても、読み手としてもプラスになることだと考えています。

明らかにおかしいと思われる部分や、この説明は間違っているのでは?という不確定な部分も含め、色々な意見を交えて正しい答えが導き出せれば幸いです。
サンタさん Posted by 直也(Snow Wind) at 2007年03月21日 16:12
丁寧なお返事ありがとうございました。

>「高速USBメモリ>HDD」
も違うと思うのです。
シーケンシャルR/Wについては、HDDはかなりの速度で転送が行えます。
USBメモリは、ReadがそこそこでもWriteの方はかなり厳しいです。ましてWT動作をするため、Write時には処理が増える事になります。
特性を考えてより適当な場所へ読むべきデータを予めコピーして置くのが重要な部分だと思うので、単純に「高速USBメモリ>HDD」としてしまう事には抵抗があります。

恐らくスワップに関してもHDDアクセスとして判定され、ランダムアクセスを多用する部分についてはキャッシュが利用されると思いますし、先読みの対象になっていると思いますので、おっしゃる事も正しいのだと思います。
ただ、前述の通り「オールマイティーに速くは無い」ので、命令キャッシュのように置いておけば何でも効果があるわけではないと思います。

実際のところ、あんまり体感で「改善した気がしなかった」んですよね。
確かにUSBメモリが頑張ってるのは見て解ります。が、レスポンスとしては導入直後だと、寧ろ足引っ張られてるかな?というのが印象です。

今回Vistaを見て思うのは、「一般人が何も考えずに使っても良い様に」作ってる気がするのです。
5年であまってしまったパワーを、OS側が考え、チューニングして、生産性の低下を防ぐ事に気を使ってるように見えます。
そしてそれは、極度にパフォーマンスが上がるのではなく、ジリジリ下がるのを防いでいる気がします。
効果を体感するときは概ね劇的にパフォーマンスがあがったときです。
が、新機能の多くは、使い続けた後機能を切ると気が付くような特性の気がします。

とりあえず、気になったのは、「効果絶大」と取れそうな印象があることです。
メモリ増設に近いとしてしまう事で、効果はそれに近い事を期待させます。
しかし、個人的には「ニアイコール」でも持ち上げすぎだと思うのです。
実際本当にメモリが必要とされてるケースでは効果は無いですし。
中の人は色々工夫してるっていうことと、こんな機能もありますよという事なら抵抗も無いのですが、メインメモリはキャッシュが主な仕事ではないので、代わりということには抵抗を感じるという事もあります。

他の記事を読む限り釈迦に説法という気も致しますし、否定をする気は無いのですが、目にされる方や、この辺りの記事を読もうと思う方は理解度は低めのことが多いと思いますので、中身はわかりやすく、効果のほうは、控えめにという辺りが、期待と効果のバランスはよさそうに思います。
間違っているというより、文面の印象と実際が離れていると感じたという辺りで、非難しているわけでも否定しているわけでも無いです。
そして、恐らく理解されていて、色々考えた結果の表現だと思うのですが、読み手として、読んだ印象が違うかな?と思ったところを挙げてみた感じです。
サンタさん Posted by にゃ at 2007年03月21日 21:08
早速のお返事、誠に有難うございます。

> シーケンシャルR/Wについては…

確かにおっしゃ通り、HDDはシーケンシャルアクセスならば結構な速度が出ると思います。USBメモリについても、Readに比べればWriteには2倍近く掛ってしまうのが現状だと認識しております。

ReadyBoostだけとして考えた場合、書き込みと読み込みの頻度は使う人によってかなり差が出ると思います(アプリをずっと起動したままの人もいれば、起動と終了を頻繁に行う人もいるでしょう)し、ReadよりもWriteの方が多いケースも多々あるかと思います。

同様に、HDDに対してシーケンシャルアクセスされるかランダムアクセスされるかも使い方によるところだと思います。また、スワップファイル自体が連続された領域に確保されているかどうか等も関わってきますから、まさに千差万別だと思います。

こういったことを考慮した上で、やはり私的にはUSBメモリを利用した方がレスポンスは良くなる傾向にあるのではないかと思い「USBメモリ>HDD」と記述させて頂きました。

もちろん、USBメモリとHDDとの間にかなりの格差があるのかと言われれば、そんなことはないと思いますし、前述した通り状況にもよるかと思います。すべてのケースで「USBメモリ>HDD」になるとは思っておりませんが、多くのケースではそれに当てはまる…という意味で取って頂ければ幸いです。

> 実際のところ、あんまり体感で「改善した気がしなかった」んですよね。

SuperFetchについては、別記事でも挙げていますが、こちらでもあまり体感できていません。やはり、いつの間にか恩恵を受けているという状態になるのでしょうね。ReadyBoostについては、キャッシュがメモリあふれしている状態においてかなり体感できました。

> 今回Vistaを見て思うのは…

こちらも同意見です。新機能に関わらず、操作性等も含めて、随所にそういった所が目についてしまいます。Windowsを熟知しているユーザにとってはどんどん使いづらい方向に進んでいる気がしてなりません。かといって、初心者に対して敷居が高くなっていいのか、と言われればやはり違うと思いますし…難しいところですね。

> とりあえず、気になったのは、「効果絶大」と取れそうな…

前述した通り、私が使用している環境で効果がかなりありましたので(ReadyBoostのみで、SuperFetchは除く)そういった表現をさせて頂きました。しかし、最終的にはケースバイケースになると思いますので、どのような環境の人でも恩恵を受けられると取れてしまう記事内容だったという点は今後課題にしていこうかと思います。

> 間違っているというより、文面の印象と実際が離れて…

文章として読み手に情報を伝えるということは難しいことだと再認識しております。ご指摘された点を意識しつつ、読みやすく、より正確に、そしてより楽しめるような文章が書けていけたらと思っております。

コメント頂き誠にありがとうございました。
サンタさん Posted by 直也(SnowWind) at 2007年03月21日 23:06
 いえ、お返事ありがとうございました。
 通常メモリといえば、主記憶であり、立場的にも、主記憶を補完するストレージを更に補完する機能であるため、「メモリ」の代用に寄った形でかかれているのが気になったのです。

 ただ、一つ気が付いたのは、私が使った環境ではUSBメモリが4GBである事と、CPUがPentiumIII1GHzと今となっては遅い事も影響しているかもしれませんね。
 圧縮、暗号化も存在するため、それらの処理もまた足を引っ張ったのかもしれません。

 最適な拡張を行い、更にUSBメモリもお守りにつけて置くというのが、コストパフォーマンスは結果として良い形で結果を得られそうに思います。

 一応私はVistaの色々な機能を余計なガラクタとか、負荷を増やすためのバラストとは思ってません。
 裏でよくわからないことをこそこそされるのは気分良くありませんけれど、それは一般の人が気にしないからなのでしょうし、基本性能として一般用途での実用範囲内では飽和したという判断なのだろうと思います。
 まぁ、手間は増え、引き継ぐ資産があると「面倒くさい」ですが、そのうち環境の世代が変わってしまうことでしょうし、嫌ならWindows以外って手だってありますし、過渡期ゆえの問題を前の世代を基準に悪と叩くのもおかしいと思います。
 積極的に「現状で」ほめる事は難しいのですけれど、それでも中の人は次の世代のOSとして色々考えて作ったのだと思うのです。が、新たな部分が生きるかどうかは普及に掛かってる面もあるわけで、色々難しいですね。

 ということで、別に否定も肯定もしていないのが実のところです。
 メインで使ってるマシンは、現状の用途としては必要充分ですが、Vistaはインストールすら出来なかったりするわけで、世間と同じように、本体と一緒にリプレースかなぁというのが個人的な現状です。

 色々とありがとうございました。
サンタさん Posted by にゃ at 2007年04月10日 18:31
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